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1905年パリに生まれる。
装飾美術学校を卒業し、1927年にカッサンドルのアトリエに入るものの数ヶ月のちにそこを後にする。
1939年まで出版社DormoyそしてEditaで働き、そこで数多くの鉄道広告を手がける。ポスター作家として歩み始めたフィクス・マソーは、カッサンドルやルポ(Loupot)等の幾何学的な図柄を配備した力強い作品から強い影響を受けつつ、自分のスタイルを追求する。1932年に描いた「Exactitude」のポスターは、当時アールデコ様式の表現が色濃く残るポスター界に鮮烈な印象を与える。
しかし、大戦後彼のスタイルは変容する。それまでのジオメトリックな表現は徐々に少なくなり、彼はヴィユモやサヴィニャックらと同様、広告に「明快さ」と「ヴィジュアルギャグ」というものを取り入れた先駆者の一人となった。

フィクス・マソー は生涯を通じ150を越えるポスターを手がけた。それらの種類も多岐にわたり学校や各種団体に向けたものから、Air France,EDF-GDF(フランス電力ガス会社),GITANES,BALLY,Loterie National等々…。
彼の作品を見るとその優れたアイディアと素晴らしい色彩感覚が伝わってくる。彼のポスターの多くはそこに登場する人物や商品がとても強調され、その商品のイメージに「ぴたり」と合った色が絶妙に選ばれている。しかも独創的な色が。彼はそれぞれポスターのモチーフに応じて、最も効果的な色づかいや表情を常に探求していた。それは彼の描いた数々のポスターを見れば瞭然。異なったスタイル、色使い、表情など、彼の表現方法の多様さ柔軟さにとても驚かされる。フィクス・マソーはその時代が求める表現を常に追求し続けていた、20世紀フランスのポスター界を代表する作家である。










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